わな猟狩猟免許を取るため、狩猟免許知識試験を勉強中。
*内容に誤りがあるかもしれません
*画像引用 “狩猟読本” 大日本猟友会 平成30年4月
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知識試験の概要
・試験時間 90分
・三肢択一式
・合計30問
・70%以上の得点で合格
出題分野
1. 鳥獣保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法令 13問
2. 猟具に関する知識 6問
3. 鳥獣に関する知識 9問
4. 鳥獣保護及び管理に関する知識 2問
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□ 狩猟の目的
・人と野性鳥獣との共生
・自然資源の持続的利用
・日本在来種の保護
・農林水産被害の防止・予防
□ 狩猟に関する法令
担当行政機関
担当行政機関 | |
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国 | 環境省 (自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室) |
都道府県 | 自然環境行政・林野 (農林水産) 行政の担当部局 |
鳥獣法の概要
概要 | |
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国 | 鳥獣管理事業計画の基本方針 |
都道府県 | 鳥獣保護管理事業計画 ↓ 第一種特定鳥獣保護計画: 地域的に著しく減少等している種の地域個体群 第二種特定鳥獣管理計画: 地域的に著しく増加等している種の地域個体群 |
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律
→ 鳥獣管理計画/ 鳥獣保護区/ 鳥獣の捕獲許可及び狩猟免許・登録等に関する制度
狩猟に関する法律
→ 鳥獣法のみに規定される
狩猟鳥獣の種類
狩猟鳥獣の種類 | 国内に生息する/記録された鳥獣の種類数 |
|
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鳥類 | 28種 | 約550種 |
獣類 | 20種 | 約80種 |
狩猟鳥獣の指定: 環境省
狩猟鳥獣の捕獲規制: 環境省/ 都道県知事
□ 禁止されている猟法/ 場所
項目 | |
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禁止されている猟法 | ・同時に31以上のわなを使用 ・くくりわな → 輪の直径が12cm以上のもの → 締付け防止金具が装着されていないもの → よりもどしが装着されていないもの → ワイヤーの直径が4mm未満のであるもの ・おし、とらばさみ ・吊り上げくくりわな ・追い出し猟 |
狩猟が禁止されている場所 | ・鳥獣保護区 (鳥獣の保護繁殖を図る場所) ・休猟区 (狩猟鳥獣の生息数の回復を図る場所) ・公道 (人や車などが往来する場所。農道や林道を含む) → わなが公道以外に設置されていても、かかった獲物が公道にはみ出す場合 ・区域が明示された都市公園等 (人が集まる場所) ・社寺境内・墓地 (神聖さや尊厳を保持すべき場所) ・自然公園の特別保護区・原生自然環境保全地域 (生態系保護を図る場所) |
□ 狩猟免許
狩猟免許発行: 都道県知事
有効範囲: 全国一円
有効期間: 3年間 (合格当初は、合格から3年経過した日の属する年の9月14日)
更新: 9月15日
更新
3年目の9月15日が来る前に更新申請書を管轄都道府県に提出
→ 適性検査に合格 → 更新
取り消し
取り消し後、3年狩猟免許取得するための試験を受けれない
管轄都道府県にすること
・住所/ 氏名の変更:遅延なく届け出
・狩猟者登録
・返納: 満了後30日以内
狩猟するときの携帯するもの
・狩猟者登録書: 携帯
・狩猟者記章: 着用
・狩猟免許書: 携帯しなくて良い
猟期
北海道以外: 11/15~2/15 (3ヶ月)
北海道: 10/1~1/31 (4ヶ月)
狩猟者登録期間
北海道以外: 10/15~4/15 (約6ヶ月)
北海道: 9/15~4/15 (約7ヶ月)
登録場所
放鳥獣猟区/ 都道府県全域 の2通りから選択
鳥獣保護区/ 休猟区など
設定目的 | 設定主体 | 規制内容 | 備考欄 | |
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鳥獣保護区 | 鳥獣の保護 | 環境大臣→ 国指定の鳥獣保護区 都道府県知事→ 都道府県指定の鳥獣保護区 | ・狩猟等の鳥獣の捕獲の禁止 開発行為制限 (特別保護地区内など) | 許可を受ければ有害鳥獣の捕獲が可 |
休猟区 | 減少した狩猟鳥獣の増加 | 都道府県知事 | 狩猟等の鳥獣の捕獲の禁止 | 都道府県知事が指定した区域においては、第二種特定鳥獣である狩猟鳥獣の狩猟をすることができる |
特定猟具使用禁止区域 | ・特定猟具による危険防止 ・静穏維持 | 都道府県知事 | 特定猟具による狩猟の禁止 | |
特定猟具使用制限区域 | ・特定猟具による危険防止 ・静穏維持 | 都道府県知事 | 特定猟具による狩猟者の人数制限 (入猟に知事の承認が必要) |
□ 狩猟獣類/ 非狩猟獣類
狩猟獣類
写真 | 名前 | 目科属種 | 分布 | 習性 | 足跡 | 歩行跡 |
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ノウサギ・ユキウサギ | ウサギ目ウサギ科 | 北海道と沖縄を除き、全国的に分布 ユキウサギは北海道のみに分布 | 低山から亜高山にかけての森林や草原、農耕地などに生息 | |||
タイワンリス | ネズミ目リス科 | 伊豆大島、神奈川、静岡、和歌山県友ヶ島などに分布 | 昼行性 (狩猟獣でタイワンリスのみ) 樹上で営巣 | |||
シマリス | ネズミ目リス科 | 北海道のみに分布 | 土穴で営巣 | |||
ヌートリア | ネズミ目ヌートリア科 | 関東〜中国、四国、九州北部 平野部の河川や池沼などの水辺に生息 | 夜行性 | |||
ヒグマ | ネコ目クマ科 | 北海道のみに分布 | 雑食性 木登りが上手 樹洞、岩穴、土穴で営巣 | |||
ツキノワグマ | ネコ目クマ科 | 本州、四国に分布 | 木登りが上手 樹洞、岩穴、土穴で営巣 | |||
イノシシ | ウシ目イノシシ科 | 北海道を除き、全国的に分布 平野部から山地にかけての森林や農耕地の生息 | ヌタ場 | |||
ニホンジカ | ウシ目シカ科 | 沖縄等の一部島しょを除き、全国的に分布 | 草食性 一夫多妻 丘陵地から山地にかけての森林などに生息 | |||
アライグマ | ネコ目アライグマ科 | 全国的に分布 | 夜行性 | |||
タヌキ | ネコ目イヌ科 | 沖縄を除き、全国的に分布 | タメ糞 夜行性 雑食 木登りが上手 | |||
キツネ | ネコ目イヌ科 | 沖縄を除き、全国的に分布 | 一夫一妻 主として肉食だが植物質も採る 海岸から高山まで分布 土中で営巣 | |||
ノイヌ | ネコ目イヌ科 | 全国的に分布 | ペットなどのイヌが野生化したもの | |||
ノネコ | ネコ目ネコ科 | 全国的に分布 | ペットなどのイヌが野生化したもの | |||
テン | ネコ目イタチ科 | 沖縄を除き、全国的に分布 | 低山から亜高山に生息 木登りが上手 | |||
イタチ (オス) | ネコ目イタチ科 | 沖縄を除き、全国的に分布 | 一夫多妻 主として平野部から低山に生息 イタチ (メス) は、非狩猟獣 | |||
ミンク | ネコ目イタチ科 | 北海道に分布 | ||||
アナグマ | ネコ目イタチ科 | 本州、四国、九州に分布 | 夜行性 雑食性 | |||
ハクビシン | ネコ目ジャコウネコ科 | 沖縄を除き、全国的に分布 | 夜行性 雑食性 丘陵地から山地の森林などに生息 |
狩猟鳥獣と誤認されやすい代表的な非狩猟獣類
名前 | 目科属種 | 分布 | 習性 | 足跡 | |
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ニホンリス | ネズミ目リス科 | 沖縄を除き、全国的に分布 平地から山地の発達した森林域に生息 | 樹上性 | ||
ムササビ | ネズミ目リス科 | 北海道と沖縄を除き、全国的に分布 | |||
モモンガ | ネズミ目リス科 | 本州、四国、九州に分布 主として山地から亜高山の発達した森林域に生息 | 夜行性 樹上性 | ||
イタチ (メス) | ネコ目イタチ科 | ||||
オコジョ | ネコ目イタチ科 | 本州中部以北に分布 | |||
ニホンザル | サル目オナガザル科 | 北海道と沖縄を除き、全国的に分布 | |||
カモシカ | ウシ目ウシ科 | 北海道と沖縄を除き、全国的に分布 | 特別天然記念物 |
□ 猟具に関する知識
使用 | 種類 | イメージ | |
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くくりわな | ○ | ひきずり型 はねあげ型 鳥居型 ピラミッド型 バネ式 筒式イタチ捕獲器 | |
はこわな | ○ | ||
はこおとし | X | *「さん」など獣が圧殺しない構造のものはおしにガイとしないので使用可 | |
囲いわな | ○ | ||
とらばさみ | X |